昨年末は、地域・公・私とも色々あって、あちこちと走り回り、ブログなど書けたものではありませんでしたが、昨日の空が、奥の方まで透けているような青く、よく晴れていたので、元旦は初日日和だと決めつけて夜の初詣でをやめ、早朝の初日の出を見ることにしました。
久しぶりの初日の出
日の出が7時12分ちょっとなので、近くの千里中央公園展望台に20分前に到着したら、もう人がいっぱいでした。
展望台は閉鎖され、その土台になっている建物の屋上と、その下の道路わきの東側は隙間がないほど人がいっぱいで、頭の間からようやく太陽が拝める程度の状態でした。
さて、日の出の時間。残念ながら生駒山地のある東の空は、地平線沿いに雲がかかっていました。生駒山の北方から、放射状の雲の影が上方に伸び、太陽の位置を知らせていました。山地と雲の点状のほんの僅か隙間が朱鷺色になり、雲の上側の輪郭が朱色、黄色、金色に変化していきました。そして、雲と空の境界の一点からまばゆい光が目に入り始め、輝きを増しながら、その全体が出たころには眩しくて見続けることは無理でした。地平線沿いの塵で赤く大きく浮かぶという景色を見るには、太陽高度は高すぎ、空気も澄み過ぎていたようです。
遠方のビルの左かなたが生駒山。初日が雲の上からこちらを覗いている感じ |
上新田天神に初詣で
そういえば去年、上新田天神まで散歩がてらに初詣に行きましたが、参拝客が鳥居から溢れて、狭い公道に沿ってまでズラッと並んでいるの見て諦めたことを思い出し、そちらに向かいました。
早朝ですが、10人余りの人が並んで順序待ちしながら参拝していたので、列に加わってお参りしました。
上新田天神は「天神」の名の通り、菅原道真公を祀っています。食物神の稲荷「宇迦之御魂大神」も祀られています。所謂、「郷社」で17世紀初めころの、村に人々がこしらえた神社です。新田開発が盛んだった江戸中期の、農民の願いを垣間見る感じがします。村の絆を深める祭りを持つ狙いもあったでしょうが…