残念ながら、今回も天気予報と違って、ガスの中を歩くことになりました。
初日:
大町泊り。青春18切符で。
2日目:
7時10分発のバスで扇沢まで、すぐ登山開始。 14 時までに「種池小屋」に到着すれば、次の「冷池小屋」まで進む予定でしたが 30 分遅れのため、泊りはここに決めました。
3日目:
「種池小屋」発で爺ヶ岳を経由して取り敢えず「冷池小屋」まで、荷物を預けて「鹿島槍」に向かいました。 S氏は小リュックサックを持っていたのですが、私はそうでなかったので、ナイロンの買い物袋とロープで俄か作りのリュックをこしらえて代用しました。ところが、紐が緩み3回調整しなおすことになり、計30分ほど無駄にしてしまいました。12時過ぎの予定が午後2時前の昼食に。
種を飛ばす準備のできたチングルマ | 花を残したチングルマ |
鹿島槍南峰。手前は途中にある布引山 |
4日目:
朝食を済ませて下山準備を早々に整えて、扇沢に向かいました。「種池小屋」までは、他人よりも遅いものの順調でした。途中、爺ヶ岳に向かう上りでなんとまぁ、ブロッケン現象
爺ヶ岳に向かう登りでブロッケン現象に遭遇。 右が S 氏。左がブログ素人 |
段差のあるところは横歩きで衝撃を右足にかけるように、左足をかばいながら降り続けたのですが、また滑ったのです。左足を残す形で、大股開きでコケたのです。膝と股の付け根の筋が伸びた時の痛みを発するようになりました。後は修行です。慌ててはならず、余計に慎重に、時間のことと残り行程を頭に入れず、唯々前進するだけです。
上りに追い越してもらった人の下りに出会うと、道を譲りしながら降りましたが、覚えてもらっていて、挨拶され、言葉をもらいながら前進しました。
そして、山岳連盟のリーダーに率いられた団体に追い越してもらう時に、なんとステッキを貸して貰ったのです。おかげでステッキを使う意味がよく分かりました。足に斜めから力を加えつつ、足とステッキに負担を分散できるのです。段差のほとんどない箇所ではかなりに歩きが改善されました。
そして、さらに、74才と 82才の新潟からやってきたという 2 人づれが同行してくれ、ゆっくりと下山することができました。扇沢登山口に到着したのが午後 4 時、11 時間の歩行でした。「もう一泊して明日の予定はキャンセルか!」などと相談していたら、このお二人から「駅まで送る」との申し出、甘えさせてもらうことにしました。往路は青春18、復路は座席指定特急、座席指定新幹線とガラっと変わりましたが、S 氏は翌日出勤へ、私はPCサークルへ無事出席できました。
なお、 S 氏から写真を頂いたので、記事に追加しました。(8月6日)